| アラフェア・バーク『女検事補サム・キンケイド』 | |
| Burke, Alafair. Judgement Calls,七搦理美子訳.文藝春秋,2004,472p.(文春文庫) |
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主人公サマンサ。キンケイドは,生まれ故郷のオレゴン州の人口約170万人で米国北西部第二の都市ポートランドで検事補をしている,結婚歴はあるが,今は,幼なじみで警官のチャックと付き合っている。大きな事件がなかったが,売春をしていた16歳の娘への暴行事件で,容疑者をあげ,充分亜な証拠を集め,裁判に臨んだが,意外な展開となる。別の,殺人事件で犯人とされた男女が死刑に処されるが,その事件もキンケイドの事件も自分が犯人だという投書があり,そこには公開されていない事実も書かれていた。 著者は,オレゴン州の地方検事補だった。その時の経験から細かな日常が描写されるのはリンダ・フェアスタインと同じであるが,オレゴン州らしく地味である。一方,男性の上司あるいは同僚に無能な連中がいたらしく,その恨みを晴らそうとでもするような最後の展開である。 |